子宮内膜ポリープ・子宮筋腫を切除するために行う子宮鏡手術は、入院や麻酔が必要となる病院が多いのではないでしょうか。
私は以前注射によるアレルギー反応を起こしたことがあり、それ以来注射や薬に対して不安・恐怖が強くなってしまい、どうしても麻酔をしての手術に踏み切ることができませんでした。
しかし以前から指摘されていた子宮内膜ポリープを何とかすることができないかと、麻酔なしで子宮鏡手術ができる病院を探し、実際に外来・日帰りでの子宮鏡手術を受け子宮内膜ポリープを切除しました。
2度の子宮鏡手術を受け、3個の子宮内膜ポリープを切除しています。
今回は外来・日帰りで行う子宮鏡手術の
- どのようなことをするの?
- 痛みは?
- かかる時間は?
といった実際に私が体験したことについてお話ししたいと思います。
目次
外来・日帰りで行う子宮鏡手術とは
一般的な子宮鏡手術は直径が太い硬性鏡が使用されているため、前日からの処置が必要となり、麻酔をしての手術となるので入院が必要となります。
今回私がお世話になった病院では直径が細い硬性鏡が使われていて、子宮鏡検査と同時に子宮内膜ポリープをその場で切除することができます。
- 入院の必要がない
- 麻酔なし
- 短時間での処置
- 痛みが少ない
というのが大きなメリット。
実際に私は2度の子宮鏡手術を受け、3個の子宮内膜ポリープを切除しています。
子宮鏡手術をした時の状況についてまとめます。
子宮鏡手術 | 1回目 | 2回目 |
切除した数 | 1個 | 2個 |
ポリープの大きさ | 5mm | 1個目:3mm 2個目:12mm |
ポリープの場所 | 手前 | 1個目:手前 2個目:奥 |
かかった時間 | 約7分 | 約15分 |
手術中の痛み | ほぼなし | 2個目を取る時に痛みあり |
手術後の痛み | 少し腹痛あり | 少し腹痛あり |
出血 | 微量(1~2日) | 微量(1~2日) |
外来・日帰りで行う子宮鏡手術はどのような流れで行うのか、また痛みやかかる時間などについて詳しくご紹介していきたいと思います。
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外来・日帰りで行う子宮鏡手術の流れ
外来・日帰りで行う子宮鏡手術の流れは以下の通りです。
- 膣内の消毒
- 生理食塩水で子宮を膨らませながら、子宮鏡で子宮内の観察
- 子宮内膜ポリープの切除
子宮鏡が入るとリアルタイムでモニターを見ることができるのですが、恐さに耐えるのに必死でそんな余裕がなく、どのように切除されているかまでは確認することができませんでした‥。
ベッドに横になるとすぐに処置が始まり、最初の処置が始まってからベッドが置き上がって終了するまでの間は本当に短時間だったように感じます。
1回目と2回目の子宮鏡手術の痛み・かかった時間などについてご説明します。
子宮鏡手術(1回目):ポリープ1個切除
1回目の子宮鏡手術では1個(約5mm)のポリープを切除しています。ポリープの場所は子宮の手前の方です。
元々恐怖心が強く、初めての子宮鏡だったのでかなり身構えて病院へ行きました。相当不安がっていたので先生や看護師さんにもご迷惑をおかけしたと思います‥。
いざ処置が始まると看護師さんが気を紛らわすためにいろいろと話しかけて下さり、まだかな?まだかな?と不安に感じながらも看護師さんと話しているうちに、あっという間にポリープの切除は終わりました。
というのも、定期的に受けていた超音波検査でポリープが2個ありそうだと言われていましたが、実際に子宮鏡で見ていただいたところポリープが3個あったため、一度で取るには少し大変かもしれないということで、二度に分けて切除することになりました。
1回目の子宮鏡手術にかかった時間は約7分程度。痛みの最高が100だとすると、痛みは20くらい、ほぼありません。
手術後は少しベッドで休ませてもらった後は普段通り動くことができます。
少しずーんとする腹痛がその日中くらいは続き、微量の出血もありました。出血は1~2日程度でした。
子宮鏡手術(2回目):ポリープ2個切除
1回目の手術から約3ヶ月後に2回目の子宮鏡手術を行いました。
2回目の子宮鏡手術では、子宮の手前にあるポリープ1個(約3mm)と子宮の奥にあるポリープ1個(約12mm)の計2個のポリープを切除しています。
ポリープが子宮の奥にあったこともあり、1回目とは比べものにならないほど痛みが強く、耐えるのに必死で大変でした。
2回目の子宮鏡手術にかかった時間は約15分程度。痛みの最高が100だとすると、痛みは90くらい。
重めのずーんとした腹痛が続くのと、これ以上続くと具合が悪くなりそうだなという辛さがありました。
処置が終わると腹痛や具合の悪さは少しずつ治まりますが、少しの腹痛はその日中くらい続き、1回目と同様に1~2日程度の微量の出血がありました。
また夜に少し熱が出ましたが、翌朝にはいつも通りの熱に戻りました。
2回目の子宮鏡手術を行うにあたって、少しでもポリープを取りやすくするためにジエノゲストをいう薬を服用しました。(元々卵巣チョコレート嚢胞もあるので、その治療も兼ねています。)
ジエノゲストを服用した結果については下の記事でご紹介しています。
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痛みの対処法について
子宮鏡手術をするにあたり、先生と相談して事前にイブ(鎮痛薬)を服用しました。
また膀胱に尿がたまった状態の方が検査がしやすいので、病院に到着したらトイレには行かずに待っておくよう言われました。
手術中に何も考えないようにしようと目をつぶっていたのですが、側について下さっていた看護師さんに目をつぶると具合が悪くなることがあるので、目は開けておいた方が良いと教えていただきました。
目を開けて、一点をじっと見つめておくと良いそうです。
ベッドに横になっている間、天井の電気を必死でじっと睨んでいました‥笑
実際に私はこれが一番功を奏したと思っています。
またお腹を温めるのも良いそうで、看護師さんが小豆のカイロをお腹にあてて下さいました。
あとはとにかく力を抜くことが大事です!
外来・日帰りで行う子宮鏡手術 まとめ
今回は実際に私が受けた子宮鏡手術についてご紹介しました。
以前から指摘されていた子宮内膜ポリープを無事に全て切除することができました。
正直耐え難い痛みもありましたが、どうしても麻酔をするのが恐かったので、私自身麻酔なしで子宮鏡手術を受けることができて本当にありがたかったと思っています。
外来・日帰りでの子宮鏡手術を受けられる方の参考になれば幸いです。