私は顎関節症を患っていて、また寝ている時の歯ぎしりがひどいため、就寝時にはマウスピースを着用しています。
マウスピースを作るためには歯医者さんで歯の型取りをする必要があるのですが、私は嘔吐反射がひどく、歯の型取りが苦痛で仕方ありません。
過呼吸のような症状になったり、苦しさのあまり途中で止めてやり直してもらったことも。
歯医者さんの治療の中で一番苦痛を伴います。
「怖くてできない」「二度としたくない」という方もいらっしゃる、と歯医者さんから聞いたことがあるので、私と同じように歯の型取りで苦しい思いをされている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
今回は実際に私が歯型取りをした際に、少しでも苦しくないようにと歯医者さんが対応して下さったことについてまとめたいと思います。
歯医者さんでの歯型取りの苦しさを和らげる方法6選
私は顎関節症と歯ぎしりがあるため、就寝時にはマウスピースをしています。
元々私は嘔吐反射がひどく、歯医者さんで奥の方に器具を入れられるだけでも苦しいのですが、歯全体の型取りをするためには粘土を盛ったトレーを口の中に入れなければなりません。
特に上の歯の型取りは、下の歯よりも苦しい思いをします。
そんな嘔吐反射がひどい私でも、歯医者さんがいろいろと対策して下さったことで、何とか歯の型取りをすることができました。
歯型取りの苦しさを少しでも和らげる方法は以下の6点です。
- 「嘔吐反射がひどい」ということをきちんと伝えておく
- できるだけ小さいサイズのトレーにしてもらう
- トレーだけを一度口の中に入れてもらう
- 粘土をできるだけ固めにして、口の中に入れておく時間を短くする
- 椅子を起こした状態で歯型を取ってもらう
- 顎を引いて鼻でゆっくり呼吸をする
それでは詳しくご説明していきます。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法①:「嘔吐反射がひどい」ということをきちんと伝えておく
「嘔吐反射がひどい」と伝えても、そこまでないだろうと思われてしまうのではないかと不安な私は、「本当に嘔吐反射がひどいんです!歯の型取りが本当に苦しくてできるかどうか不安です!!」といつも大げさなくらいに伝えています(笑)
不安に思っているということを自己申告して歯医者さんに知ってもらっていることで、少し気持ちが楽になる部分もあります。
初めて行く歯医者さんや、行き慣れていない歯医者さんの場合は前もって嘔吐反射があることを伝えておくようにしましょう。
また嘔吐反射がひどくて不安な方は、歯型を取っている最中は歯科衛生士さんに側についていてもらいましょう。
以前私は歯型を取っている時に歯科衛生士さんが席を外されて、苦しくて過呼吸のようになってしまい、慌てて席を立って近くの歯科衛生士さんに外していただきました。
まずは肩の力を抜いて、リラックスしておくことが大切です。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法②:できるだけ小さいサイズのトレーにしてもらう
マウスピースを作るために歯の型取りをするには、粘土のようなものを盛ったトレーを口の中に入れて、歯に押し当てなければいけません。
トレーには素材や形など歯医者さんによって種類が異なりますが、私が通っている歯医者さんは金属の網目模様のトレーでした。
口の大きさによってサイズが異なるのでその人に合わせたサイズのトレーを使うのですが、不安がっている私に考慮していただき、できる限り小さいサイズのトレーにして下さいました。
歯医者さんによって対応も異なると思いますが、一度相談してみるのも良いかもしれません。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法③:トレーだけを一度口の中に入れてもらう
歯の型取りが始まってしまうと、粘土を盛ったトレーを口の中に入れられ、一気にグッと歯に押し当てられてしまいます。
歯の型取りが初めての方は、何をされるのか?どんな感じなのか?と不安な方もいらっしゃるのではないかと思います。
私の場合は歯の型取りで苦しくなるのが不安だと伝えると、練習のために一度粘土がない状態でトレーだけを口に入れてくれました。
これが私にとってはけっこう効果的で、トレーはどのくらいの大きさなのか、どのくらい奥まで入るのかの感覚を前もってつかむことができて、心構えができました。
粘土が入るとどうしても苦しさは増しますが、一度トレーを入れてもらうのは良い練習になると思います。
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歯の型取りの苦しさを和らげる方法④:粘度をできるだけ固めにして、口の中に入れておく時間を短くする
粘土を盛ったトレーを口の中に入れてから、固まって取り外すまでの時間はおよそ2分程度でしょうか。
特に気にならない方はあっという間だと思いますが、嘔吐反射がひどい場合はその2分がとても苦しいですよね。
私が行っていた歯医者さんでは、できるだけ口の中に入れておく時間を短くできるように、粘土を硬めに作って早く固まるように対応して下さいました。
不安な方は一度相談してみて下さいね。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法⑤:椅子を起こした状態で歯型を取ってもらう
椅子を倒した状態で粘土を盛ったトレーを口の中に入れると、どうしても口の奥の方に圧迫感が強くなってしまいますので、椅子を起こした状態で歯型を取ってもらいましょう。
椅子を起こした状態の方が圧倒的に楽なので、とても効果的です。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法⑥:顎を引いて鼻でゆっくり呼吸をする
椅子を起こした状態で歯の型取りが始まったら、顎を引いて鼻でゆっくりと呼吸をしましょう。
この時、口で呼吸をしてはいけません。
口で呼吸をすると口の中に入れているトレーが上顎や舌に当たったりなどして、嘔吐反射が出てしまいます。
口を開けたまま鼻で呼吸をして、その間は何か楽しいことを考えて気を紛らわせながら乗り越えましょう。
歯の型取りで苦しさを和らげるのに効果がなかった方法:表面麻酔スプレー
表面麻酔スプレーとは、口の中に噴射することで嘔吐反射を起こしにくくするもの。
口の中にシュッと吹きかけるだけで、効果もすぐ切れるということだったので一度だけそのスプレーをしていただきました。
しかし私には効果がなかったようで、表面麻酔スプレーをしてもしなくても、歯の型取りでの苦しさは変わりませんでした。
歯の型取りの苦しさを和らげる方法 まとめ
歯医者さんでの歯の型取りは本当に苦しくて辛いですよね。
私もできることなら二度としたくありません‥。
でもどうしても歯型取りをしなければならない方に、ほんの少しでも楽になってもらえたらと思い、今回実際に私が歯医者さんで行っていただいたことについてまとめてみました。
少しの勇気と、参考になれば幸いです。